「 カナダでオーロラが見える場所」

Text by: Quartz Co. Editorial Team

あなたは冬になると極夜の空に広がる神秘的な緑色の光に魅了されてソーシャルメディアをあちこちチェックしている人?本物のオーロラを見る機会なんて、なかなかありませんよね。オーロラを見るのに最適な場所は、大抵は人里離れた所にあるのを知っていましたか?その理由には、オーロラそのものの性質と出現の必須条件にあるのです。

オーロラを作り出す条件とは?

オーロラは電磁的に帯電した太陽粒子をと地上の大気ガスが衝突した時に出現します。この衝突は「オーロラ帯」と呼ばれる北磁極から2,000~3,000km、緯度65~75度の領域で発生しやすく、つまり、地球のほんの5%ほどからしかオーロラは見られないのです。けれども、太陽嵐の時のように太陽の活動が活発な時期には、オーロラ帯のはるかに外側の地域でもオーロラが見えるようになるのです。

オーロラはカナダのどこで見える?

オーロラを見たいのなら、大都市の光害から遠く離れたオーロラ帯を目指してみて。オーロラを見られる可能性が高いのは、冬の夜長で新月の時。ただし、空は可能な限り晴れた日でないと見えないのと、冬の天候は不安定で予測し難いので、どんなにベテランの探検家でさえ、オーロラを必ずしも見られるわけではないのです。

ユーコン・テリトリー、ホワイトホース

ユーコン・テリトリーのホワイトホースはオーロラ見物に行くには素晴らしい所です。光害を最小限に抑えるために街のすぐ外側に建てられたロッジやコテージや小屋から空を見上げれば、クロンダイク・ゴールドラッシュの時代の人々の足跡をたどっているような気分になるでしょう。さらに忘れられない体験をしたければ、ホワイトホースのすぐ北にある天然温泉、1年中水温が一定の47度を誇るタキーニ温泉で異世界の現象が見られますよ。

イエローナイフ、ノースウエスト・テリトリーズ

統計的にはノースウエスト・テリトリーズはオーロラを見られるチャンスの最も高い場所です。年間で240日は見られるそうで、冬の夜空なら9割方見られるということになります。犬ぞりに乗って雪道を駆け抜けながら、または専用のホットタブにゆったり浸かりながら、オーロラを楽しめます。

ブリティッシュ・コロンビア州、マンチョ・レイク州立公園

ブリティッシュ・コロンビアの大部分はオーロラ観測するには南に位置していますが、ずっと北へ向かって沿岸からの雲の海を抜ければ、マンチョ湖と周辺の山々の上に広がるオーロラを見る事ができるでしょう。

マニトバ州、チャーチル

マニトバ州のチャーチルはおそらくホッキョクグマをはじめとする野生動物の目撃例で最もよく知られている地域ではありますが、地元の人々は、オーロラを見るのに最適な場所だと称していて、その理由は極めて明白なものです。ハドソン湾の沿岸に位置し、しかもオーロラ帯の中心部となれば、チャーチルは湖の水面に魅惑的に映るオーロラの格好の鑑賞スポットとなるのです。町はかなり遠く離れていてアクセスが難しいので、フロンティア・ノースのような経験豊富な会社を通して旅の予約を立てて下さいね。

サスカチュワン州、ラ・ロンジュ

サスカチュワン州の北に位置するラ・ロンジュは世界でも有数のフライ・フィッシングの聖地です。日中は釣りをして、夜は頭上に広がるオーロラを眺める旅は、きっと一生の思い出になりますよ。

大西洋側の4

大西洋に面した4州はオーロラを追う人達に忘れられがちですが、地域の人口密度が低いので、適した時期に行けば、実はオーロラ鑑賞にとても適した場所なのです。手つかずの自然の美しさを満喫するのならラブラドールへ、息をのむような光のショーを観るのならプリンス・エドワード・アイランド国立公園内を車で進み、北の方角を向いてみてはいかがでしょうか。

オーロラを観にカナダの果てへ旅に出るでも、もっと近場でこの天体現象を眺めるでも、夜のアウトドアでオーロラを満喫したいのなら、温かい服装で行って下さいね。あなたが持っている一番温かいブーツを履いて、一番着心地の良いQuartz Co.のジャケットを着れば、忘れられない夜を空の下で過ごせるでしょう。